オーディオの足跡

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PMA-750の画像
 解説 

動的歪0を実現した無帰還0dBアンプと、超広帯域スーパーイコライザーを搭載したプリメインアンプ。

基本回路は上級モデルであるPMA-770と同じで、リアルドライブ回路とダイレクトA方式を搭載した、ダイレクトDS(ディストーションサーボ)方式の無帰還0dBと、MC/MMスーパーイコライザーによる2アンプ構成となっています。
さらに、MC入力端子からスピーカー出力端子の全信号経路に一本もカップリングコンデンサーが介在しないkンデンサーレス構成を採用しています。

MC/MMスーパーイコライザーを搭載しており、20Hz~100kHz ±0.2dBという広帯域特性を実現しています。
構成は新開発ローノイズ・デュアルFETによるNF形DCアンプとCR形イコライジングフィルターからなり、初段はダイレクトDCサーボ方式のデュアルFET差動増幅となっています。

パワーアンプ部は無帰還0dBアンプを採用しています。
この方式では、パワートランジスタのノンリニアな増幅特性によって生じる静的歪を、ダイレクトDS回路の効果によって、ゼロの領域まで追い込み、高音質化を図ってます。
回路構成は、初段ローノイズFETによる差動3段カレントミラーとし、コンプリメンタリー・エミッタホロワーによって、ローインピーダンス化を図り、電力増幅段と完全に分離しています。電力増幅段は、高速パワートランジスターによるプッシュプル出力段とし、個々の特性の向上を図るとともに、信号のハイスピード化を実現しています。

出力段にはDENON独自のゼロクロス・リニアバイアス回路を搭載し、パワートランジスタのカットオフによるスイッチング歪の発生を追放し、A級アンプのクオリティとB級アンプの高効率・高出力の両立を図っています。

スピーカー実装時のアンプの歪発生を低減させるリアルドライブ回路を搭載してます。
これにより、周波数によって変化するスピーカーの負荷抵抗によって、電圧と電流との間に位相差が生じ、歪を増加させていたのを抑え、スピーカーfo付近で歪を約1/50に低減しています。

シャーシ内コンストラクションは、イコライザーアンプ、パワーアンプの各セクションを分離したレイアウトとすることで、相互干渉を抑えてます。

トーンコントロールやサブソニックフィルター、ラウドネスコントロールスイッチ、Rec outセレクターを搭載しています。
またダイレクトカップルスイッチや、ステレオリバース・モノラル再生が可能なモードスイッチを搭載しています。

高速プロテクション回路を内蔵しています。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
<パワーアンプ部>
回路方式 無帰還0dBパワーアンプ方式
定格出力(両ch駆動、
正弦波連続出力、20Hz~20kHz)
100W+100W(4Ω)
80W+80W(8Ω)
入力感度/インピーダンス 150mV/47kΩ
全高調波歪率(20Hz~20kHz) 0.005%以下(定格出力-3dB時)
混変調歪率(60Hz:7kHz=4:1) 0.002%以下(定格出力相当振幅出力時)
出力帯域幅(IHF、両ch駆動、THD 0.035%) 5Hz~100kHz
周波数特性(1W出力時) 1Hz~250kHz +0 -3dB
出力インピーダンス(1kHz) 0.08Ω
出力端子 スピーカーAorB:4Ω~16Ω
スピーカーA+B:8Ω~16Ω
ヘッドホン:310mW/8Ω
<プリアンプ部(入力感度/インピーダンスを除きPhono in →Rec out)>
回路方式 ダイレクトDCサーボによるスーパーイコライザー方式
入力感度/インピーダンス Phono MM:2.5mV/47kΩ
Phono MC:0.25mV/100Ω
Tuner、Aux、Tape:150mV/47kΩ
最大出力/定格出力 10V/150mV
RIAA偏差(MC/MM共) 20Hz~100kHz ±0.2dB
全高調波歪率 0.002%以下(1kHz、8V出力時)
<総合>
SN比(IHF-A、入力短絡) Phono MM:88dB
Phono MC:72dB
Tuner、Aux、Tape:110dB(150mV入力時)
トーンコントロール Bass:±8dB(100Hz)
Treble:±8dB(10kHz)
サブソニックフィルター 18Hz、6dB/oct
ラウドネス特性 低域:+7dB(100Hz)
高域:+6dB(10kHz)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力(電気用品取締法) 200W
外形寸法 幅434x高さ132x奥行407mm
重量 12kg