オーディオの足跡

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PMA-390IVの画像
 解説 

PMA-390IIIに改良を施す事で、次世代オーディオへの対応を図ったプリメインアンプ。

ボリューム回路、トーン回路、パワーアンプ回路の各々を見直し、実使用時の周波数特性の上限を100kHzに改善しています。さらに、ボリューム回路を改善することにより、実使用時にアンプ内で発生するノイズを抑え、分解能の改善を得ています。

Sシリーズに搭載されたUHCシングルプッシュプル回路の思想を継承したHC(High Current)シングルプッシュプル回路を搭載しています。
増幅素子には、電流供給能力とピーク電流が通常のトランジスタの2倍の能力を持つ、HC-トランジスタを採用しています。

整流回路にはPMA-2000IIIに採用されたショットキーバリアダイオードを採用しています。高速動作による低ノイズ特性と大電流特性により、ノイズの少ない音質を得ています。

リモートパワーオフ時の待機による消費電力を抑えるため、マイコン回路とオーディオ回路のそれぞれに専用の電源トランスを搭載しています。これにより待機時の消費電力の低減だけでなく、オーディオ回路へのマイコンによる干渉が排除され、高音質化も実現しています。

リスニング時などマイコンがコントロールを行わない時は、マイコンの全ての動作を停止するマイコンストップモードを搭載しています。通常のリスニング時にはマイコンのクロック発振が停止し、オーディオ系へのノイズの流入を抑えています。

小信号回路、大信号回路、マイコン回路などを分離させ回路間の干渉を抑えるS.L.D.C.(Signal Level Divided Construction)を採用しています。
また、CD、Phonoの入力切替用に、不活性ガス封入リレーを採用し、音を汚す原因になるノイズの発生を抑えています。

Bass、Treble、Loudness、Balanceのコントロール回路をバイパスするソースダイレクト機能を搭載しています。

プリアウト端子を搭載しています。

レックアウトセレクターを搭載しており、レコードを聴きながらCDからMDにダビングなどのバックレコーディングが可能です。

リモコンにより、メインボリューム、ファンクションの切替、ミューティング、リモートパワーon/off(3系統のACアウトレット連動)の操作が可能です。
さらにDENONのCD、MDレコーダー、チューナー、カセットデッキを操作できます。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
<パワーアンプ部>
定格出力(両ch駆動) 50W+50W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.1%)
実用最大出力 100W+100W(4Ω、1kHz、EIAJ)
全高調波歪率 0.01%(1kHz、8Ω)
スピーカー出力端子 スピーカーAorB:4Ω~16Ω
スピーカーA+B:8Ω~16Ω
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス Phono MM:2.5mV/47kΩ
Line:150mV/47kΩ(ソースダイレクトオン)
RIAA偏差 Phono:20Hz~20kHz ±0.5dB
定格出力 Pre out:1V(1kHz)
<総合>
周波数特性 5Hz~100kHz +0 -3dB
SN比(聴感補正A、入力短絡) Phono MM:86dB(5mV入力時)
Line:107dB(ソースダイレクトオン)
トーンコントロール Bass:±8dB(100Hz)
Treble:±8dB(10kHz)
ラウドネス +6dB(100Hz)、+6dB(10kHz)
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 135W
スタンバイ時:2W未満
外形寸法(脚、ツマミ、端子含む) 幅434x高さ121x奥行338mm
重量 7.0kg
付属:ワイヤレスリモコン
外形寸法 幅54x高さ155x奥行29mm
重量 約100g