オーディオの足跡

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PMA-232の画像
 解説 

伝送特性を重視して設計されたプリメインアンプ。

パワーアンプ部にはディスクリートトランジスタによる全段直結DCアンプ構成となっており、出力段には少数キャリア蓄積効果が少なくスイッチング歪の少ない新開発の60W級エピタキシャル・プレーナー型で完全対称なパワートランジスタを採用しています。出力段に採用されたトランジスタは仕上がり具合がNPNとPNPで変わらず、対称性により一層の信頼を持っています。
さらに、放熱効果の高い大型ラジエーターや電流容量の大きい電源回路、直流的バランスの優れた差動アンプなどによって伝送周波数帯域を広げると共に低域歪や高域歪を低減しています。

イコライザー部は低雑音、高耐圧NPNトランジスタによる3段直結E-E帰還型を採用しており、特に終段のエミッタフォロアにコレクタ損失の極めて大きいトランジスタを用いることでイコライザーアンプの最大出力電圧を20kHzの高音域までフラットにしています。これにより従来問題のあった10kHz以上の許容入力を大幅に改善しています。
また、厳選イコライザー素子を採用することでRIAA偏差を+0.2 -0.3dB以内に入るようにし、録再のトータルレスポンスをフラットにしています。

トーン回路には前段にエミッタフォロアを持つNFB方式を採用しています。
Bass/Trebleつまみは中心点で自動的にディフィートが行える方式を採用しており、トーン平坦時の伝送特性をフラットにしています。

応答速度の早い保護回路を採用することでスピーカーを保護しています。
さらにパワートランジスタを保護する検出回路を備えて万全を期しています。

ローフィルターを搭載しています。

スピーカ端子にはネジ式構造を採用しており、確実な接触と接触抵抗の低減を図っています。

電源やフィルター、モニタースイッチには新構造のスライド方式を採用しています。

FM専用チューナーTU-332と統一されたデザインが採用されています。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
<パワーアンプ部>
回路方式 差動増幅全段直結ピュアコンプリメンタリーOCL回路
ダイナミック出力(IHF) 90W+90W(4Ω)
55W+55W(8Ω)
定格出力(両ch駆動、正弦波連続出力) 1kHz:50W+50W(4Ω)
   40W+40W(8Ω)
20Hz~20kHz:40W+40W(4Ω)
       35W+35W(8Ω)
全高調波歪率 0.03%以下(1kHz、定格出力時)
0.08%以下(2kHz/20kHz、定格出力時)
混変調歪率(60Hz:7kHz=4:1) 0.1%以下(定格出力時)
出力帯域幅(IHF、両ch駆動) 5Hz~45kHz
伝送周波数特性 5Hz~200kHz +0 -1dB
出力インピーダンス 0.16Ω以下
出力端子 Speaker A/B:4Ω~16Ω
Headphone:4Ω~16Ω
<プリアンプ部>
回路方式 イコライザーアンプ部:NPNトランジスタ3段直結E-E負帰還型
入力感度/インピーダンス Phono:2.3mV/50kΩ
Tuner、Aux、Tape:140mV/80kΩ
Phono最大許容入力 200mVrms(1kHz)
定格出力(Rec out出力レベル) Phono:140mV
最大出力 13Vpeak以上
全高調波歪率 0.03%以下(定格時)
RIAA偏差 20Hz~20kHz +0.25 -0.2dB
トーンコントロール Bass:+7.5 -5dB(100Hz)、2.5dBステップ
Treble:+7.5 -5dB(10kHz)、2.5dBステップ
周波数特性 7Hz~125kHz(トーンアンプ部、Tone defeat時)
フィルター特性 Low Filter:30Hz、12dB/oct
<総合>
周波数特性 Phono - Speaker:20Hz~20kHz +0.25 -0.4dB
Aux - Speaker:20Hz~20kHz +0 -0.3dB
全高調波歪率 Phono - Speaker:0.1%以下(20Hz~20kHz)
SN比(IHF-A、入力短絡) Phono:75dB以上
Tuner、Aux、Tape PB:85dB以上
チャンネルセパレーション Phono-Speaker:70dB以上(1kHz)
         55dB以上(20Hz~20kHz)
電源コンセント Switched:1系統
Unswitched:1系統
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 100W(電気用品取締法)
外形寸法 幅396x高さ147x奥行281mm
重量 9kg