DENON AVC-2800G
¥145,000(1996年頃)
解説
高音質を追求しD.D.S.C.を搭載したAVアンプ。
DENONのサラウンド回路の基本構成であるアナログ・プロロジックデコーダー(方向性強調回路)とデジタル信号処理回路(DSP)の組合せ方式をさらに進化させており、従来は1チップで行っていたA/D、DSP、D/Aの各処理を、個別のDSP、A/Dコンバーター、D/Aコンバーターを用いて行うD.D.S.C.(ダイナミック・ディスクリート・サラウンド・サーキット)回路を採用しています。これにより、信号の処理能力や性能が向上してます。
さらに、プロロジックデコーダーには新開発のICを採用する事で従来の機器に比べて低歪率、高S/Nを実現しています。
また、アナログ部とデジタル部を明確に分離できるため、アナログ回路へのデジタルノイズの影響を最小限に抑える事が可能になっています。
オンスクリーン・ディスプレイ用にICを新開発し、採用しています。
表示用のキャラクターにアイコンタイプを採用し現在の操作状態を画面にわかりやすく表示しています。
パワーアンプ部は、フロントとセンターの各チャンネルにディスクリート構成を採用しています。
CDプレイヤー等をより高音質に再生するため、トーンバランスの各コントロール回路をバイパスし信号を別系統でパワーアンプに伝送するソースダイレクト機能を搭載しています。
AVサウンドのリアリティを深める低域を増幅しより迫力あるサウンド再生を実現するため、AVSE回路を搭載しています。
さらに、映画ソフトなど劇場用に高域を強調して録音されている人物のセリフをより明確に艶やかに再生するシネマイコライザーを搭載しています。
セット本体で再生している映像・音声入力とは別の映像・音声入力を出力するための専用端子を装備したマルチソース機能を搭載しています。
パーソナルメモリー機能を搭載しており、入力ソース、サラウンドモード(DSPパラメータ、AVSE、CINEMAのON/OFFなどを含む)の組合せを記憶・呼び出し可能なパーソナルメモリー機能を3モード搭載しています。
トータル11のサラウンドモードを搭載しています。
入力端子は、オーディオ機器4台、AV機器4台が接続可能で、金メッキ端子を採用しています。
フロントスピーカーはA/B切換可能です。
プリアウト・メインイン端子を搭載しています。
見やすい大型FLディスプレイを採用しています。
主要国内メーカー製品の操作コードを記憶したプリメモリー機能や、システムコール機能、システムリモート機能、学習機能などを搭載したリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | AVコントロールアンプ | ||||
<パワーアンプ部(Line→SP端子)> | |||||
定格出力(20Hz~20kHz) | 85W+85W(8Ω) | ||||
実用最大出力(ドルビープロロジック時、6Ω、EIAJ) | フロント:120W+120W センター:120W リア:30W+30W |
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出力端子 | フロント、センター、リア:6Ω~16Ω | ||||
<プリアンプ部> | |||||
入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ Line:150mV/47kΩ |
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周波数特性 | 10Hz~50kHz ±3dB | ||||
トーンコントロール特性 | Bass:100Hz、±10dB Treble:10kHz、±10dB |
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SN比(Front Pre Out) | 92dB | ||||
歪率 | 0.01%(1kHz、1V、Stereoモード時) | ||||
<フォノイコライザー部(Phono→Rec Out)> | |||||
RIAA偏差 | 20Hz~20kHz ±1dB | ||||
SN比 | 74dB(JIS-A、5mV入力時) | ||||
定格出力/最大出力 | 150mV/8V | ||||
歪率 | 0.03%(1kHz、3V) | ||||
<ビデオ部> | |||||
入出力レベル/インピーダンス |
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周波数特性 | 標準映像端子:5Hz~8MHz +0 -3dB S端子:5Hz~10MHz +0 -3dB |
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<総合> | |||||
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||
消費電力 | 230W | ||||
外形寸法 | 幅470x高さ162x奥行433mm | ||||
重量 | 12.7kg | ||||
付属:プリメモリー機能付学習リモコン RC-180 | |||||
外形寸法 | 幅70x高さ215x奥行19mm | ||||
重量 | 180g(乾電池含む) |