オーディオの足跡

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IKON2の画像
 解説 

IKONシリーズのトールボーイ型スピーカーシステム。

低域には16.5cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板はペーパーパルプとウッドファイバーを混合したもので、軽量ながら高剛性を確保しています。また、マグネットにセンターホールを空ける事で冷却効果を高め、パワーハンドリングを安定させています。
フレームにはアルミダイキャストを採用しています。

高域には2.8cmソフトドーム型ツィーターと17x45mmリボン型ツィーターを組み合わせたハイブリッドツィーターモジュールを搭載しています。
ドーム型ツィーターは振動板にシルクダイアフラムを採用しており、特殊なコーティングを施すことで高域のピークを抑制することで緩やかに減衰させながらリボンユニットに繋いでいます。またバックキャビティを持たせる事で内部の吸音材と相まってダンピング特性の向上が図られています。
リボン型ツィーターは振動板に極薄で軽量のカプトンを採用しています。また、十分な吸音処理が施されたバックキャビティ構造によって混変調の影響を低減しています。
プレート部には磁力の影響を受けにくく輻射も少ないアルミを採用しており、それぞれのユニットが相互干渉を受けにくい配置にマウントされています。

ネットワーク部は2層ウッドファイバーボード上に組み込まれており、メカニカルな振動の影響を低減しています。
パーツ類には空芯コイルなどの高品質パーツを採用しており、各パーツは手作業でワイヤーに直接配線するポイントtoポイント手法で組み込まれています。また、信号経路を短くする事でエネルギー損失を最小限に抑えています。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
板材にはMDFを使用しており、厚さの異なる2枚のバッフルボードを接合する事で外部からの振動や共振を排除しつつダンピング特性を向上させています。また、内部は必要最小限のブレーシング構造とすることで剛性の確保とスムーズな排気を実現しています。

バナナプラグにも対応したバイワイヤリング対応のスピーカー端子を採用しています。

完全防磁ではありませんが、防磁対応設計となっています。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁対応
使用ユニット 低域用:16.5cmコーン型
高域用:2.8cmドーム型、17x45mmリボン型
周波数特性 42Hz~30kHz ±3dB
インピーダンス
入力感度 88dB/2.83V/m
クロスオーバー周波数 3kHz、14kHz
推奨アンプ出力 30W~120W
外形寸法 幅188x高さ440x奥行298mm(グリル含まず)
重量 9kg