Celestion SL-600Si
¥376,000(2台1組、1989年発売)
解説
SLシリーズの原型SL-6に使用されたユニットと新設計のネットワークを採用したスピーカーシステム。
低域には15cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットの振動板は出すとキャップの無い完全ワンピースコーンというユニークな構造を採用しており、コーン素材にはセレッション独自のノウハウによる特殊な科学材料が用いられています。また、シングルサスペンションは分子結合によってコーンに結ばれ、センターからエッジまでシームレスを実現し、耐入力の強いユニットを実現しています。
高域には3.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
振動板には銅製メタルドームを採用しており、この振動板にダイレクトにボイスコイルをワインディングしたセルフクーリング構造となっています。これによりボイスコイルから発生される熱は、振動板がヒートシンクの役目を果して発散させ、ユニット単体で140Wという大許容入力を実現しています。
入力端子部は、HF用とLF用とが独立している場祝いやリング方式となっています。
また、ネットワークもローパスとハイパスが完全独立した構造となっており、内部パーツにはポリプロピレンコンデンサーを採用しています。
エンクロージャーにはアルミハニカム(エアローム)を用いて意います。
別売りオプションとして専用のスピーカースタンドがありました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:15cmコーン型 高域用:3.5cmドーム型 |
周波数特性 | 75Hz~20kHz ±3dB |
出力音圧レベル | 82dB SPL/W/m |
インピーダンス | 8Ω |
最大許容入力 | 200W |
クロスオーバー周波数 | 2.3kHz |
キャビネット内容積 | 12L |
外形寸法 | 幅200x高さ370x奥行235mm |
重量 | 5.1kg |