CEC HD53
¥42,000(2004年頃?)
解説
CEC独自のLEF(Load Effect Free)サーキットを搭載したヘッドホンアンプ。
HD53は独立した2系統のヘッドホンアンプを搭載しており、それぞれにボリューム調整が可能な設計となっています。
また、ヘッドホンアンプでありながらスピーカー接続にも対応しています。
回路方式にはCEC独自のLEF(Load Effect Free)回路を搭載しており、ネガティブ・フィードバック無しの信号回路を実現しています。また、ヘッドホン使用時には純A級動作としており、このLEF回路によって艷やかで繊細な再生音を獲得するとともに高効率を実現しています。
広範囲なインピーダンスに対応しています。
ボリューム回路には新開発のIGM(Intelligent Gain Management)を採用しています。この回路ではメカニカルなボリューム抵抗器やアッテネーター、CMOS型ボリュームを使用せず、ゲイン自体をコントロールして音量を調節しています。
これにより、完全なチャンネルバランスと精度の高さに加え、経時変化の無い恒久性を実現しています。
入力端子は通常のRCA端子の他にXLR端子も搭載しており、バランス出力を備えた機器との接続も可能です。
ヘッドホン出力は3.5mmと6.3mmに対応しており、同時に2台まで接続が可能です。
また、スピーカー出力端子は着脱が簡単で緩みにくいスプリング式を採用しています。
機種の定格
型式 | ヘッドフォンアンプ |
周波数特性 | ヘッドホン:20Hz~20kHz スピーカー:5Hz~200kHz |
全高調波歪率 | 0.01% |
S/N比 | ヘッドホン:100dB スピーカー:95dB |
定格出力 | ヘッドフォン:70mW(32Ω) スピーカー:7W(8Ω) |
負荷インピーダンス | ヘッドフォン:32Ω~2kΩ スピーカー:4Ω~8Ω |
入力端子 | 1系統(XLRバランス型1系統、RCAアンバランス型1系統) |
出力端子 | ヘッドフォン:2系統(6.3mm/3.5mmx2) スピーカー出力:1系統 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 最小15W 最大50W |
外形寸法 | 幅217.5x高さ51x奥行301mm(端子、レッグ含む) |
重量 | 2.6kg |
付属 | ACコード RCA-ミニプラグ変換コード |