オーディオの足跡

PR:ヤフオク!で中古オーディオを検索

DX71mkIIの画像
 解説 

24bit対応のDACとプリアンプ機能を搭載したD/Aコンバーター。

D/Aコンバーターには24bit/192kHzに対応したNPC社のSM5865CMを新たに採用しています。
また、超高速デジタル伝送を実現するため、DAC回路の入力部に0.3nsecのメモリーデバイスを使用しています。

シングルエンド純A級プリアンプを搭載しており、DX71mkIIによるパワーアンプの直接駆動が可能となっています。さらにボリューム・コントロールには100ステップのポテンションメーターを4基搭載しており、抵抗値をデジタルコントロールすることにより、高音質かつスムーズな音量調整を実現しています。
また、海外製アンプとの接続を容易にする、デジタル・フェーズ・インバーター(位相切替)も搭載しています。

電源部は、デジタル部とアナログ部が完全に独立した構成となっており、アナログ部については左右も分離させています。
さらに、130,000μFの大容量コンデンサーを搭載しているほか、供給スピードがトランスやコンデンサーの性能に左右されない独自の新設計「タイムコンスタント」アンプを採用し、電源部のハイスピード化とノイズレベルの低減を図っています。
デジタル・アナログの各段にこの「タイムコンスタント」アンプを独立搭載しており、その容量は周波数変動の無い超低ESRで、理論値1,000,000μF以上を実現しています。

デジタル入力部には、コアキシャル、オプティカルに加え、AES/EBUやCEC独自のスーパーリンクを搭載しています。
CECスーパーリンクでは、SPDIF方式のエンコードを経由することなくオーディオ・データやクロック・データを分離して伝送するため、音質劣化を最小限に留めることが可能となっています。

通常のFIRデジタルフィルターでは、ピークパルス時に発生するエネルギーにより、ピーク直前・直後にリンギングと呼ばれる揺れが生じていましたが、DX71mkIIではハイスピード・デジタルフィルターを採用しており、リンギングを発生させず、音質上の歪を改善しています。

信号をデジタルステージでバランス化することに成功しており、綿密な設計が施されたパラレル・バランス回路には24ビットDACを4基搭載しています。
これにより歪率の半減に加え、信号処理スピードの倍速化も実現しています。

機種の定格
型式 D/Aコンバーター
デジタル入力 コアキシャル(同軸)、オプティカル(光)、AES/EBU(XLR)
CECスーパーリンク(D-sub 9ピン)
オーディオ出力 バランス型(XLR):2系統
アンバランス型(RCA):2系統
DAC NPC社 SM5865CM、24bit
電源 100V、50Hz/60Hz
消費電力 6W
外形寸法 幅435x高さ105x奥行310mm
重量 10kg
付属 CECスーパーリンク・ケーブル
リモコン
電源ケーブル