BURMESTER Model808mk3
価格不明(1台、1980年代頃)
解説
リファレンス機として開発されたModel808の3世代目にあたるプリアンプ。
Model808mk3は操作機能を受け持つベースユニットと独立した電源供給ボックス、そしてベースユニットに差込む最適ゲインに調整された各インプット/アウトプットモジュールから構成されています。
インプット系は最高6モジュールまで搭載可能となっています。また、アウトプット系はそれぞれのインプットに対し、バランス型とアンバランス型いずれにも対応可能です。
インプットモジュールにはバランス型フォノMC、アンバランス型フォノMC、アンバランス型フォノMM、チューナー、CD(標準装備)、テープ、Aux、DATの8種類がありました。
また、フォノ系を除く全てのインプットモジュールはバランス型/アンバランス型のいずれにも対応できるよう切替スイッチを装備しています。
超低出力インピーダンス設計のため、ヘッドホンはアウトプット端子にダイレクトに接続して使用することができます。
フォノアダプタープラグ、モジュールごとのレベルコントローラー、サイン波ジェネレーターおよびデジタル表示を搭載しています。
2ウェイ・シグナルモニタリングによりテープダビングが可能です。
ダビング時にはリレースイッチを介して信号経路を大幅に短縮しています。
高精度トラッキングとディスクリート音量コントロールによって超低出力時にも優れたチャンネルバランスを実現しています。
DC10V供給の独立電源ボックスを介してパワーアンプやアクティブスピーカーのON/OFFを遠隔操作できます。
入出力間対比用リモートコントロールをオプションで装着できます。
機種の定格
型式 | コントロールアンプ | ||||
入力感度/インピーダンス (1V出力) |
Phono MC(バランス):0.05mV/10~1kΩ Phono MC(アンバランス):0.05mV/10~1kΩ Phono MM(アンバランス):0.8mV/47kΩ(56pF~390pF) Tuner、CD、DAT、Tape、Aux:0.15V/10kΩ ※入力感度は調整可能 |
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S/N比(1V出力) | 入力 | DIN-A(負荷) | 20Hz~20kHz | ||
Tuner/CD バランス Tuner/CD アンバランス Phono MC バランス Phono MC アンバランス Phono MM アンバランス |
-100dB -100dB -86dB -80dB -88dB |
-94dB -94dB -80dB -76dB -78dB |
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出力レベル/インピーダンス (RMS、無負荷) |
RCA:13.5V/27Ω XLR:19V/27Ω Tape:4V/220Ω |
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全高調波歪率 | RCA:0.002% XLR:0.002% Tape:0.002% |
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混変調歪率 | RCA:0.003% XLR:0.003% Tape:0.001% |
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クロストーク |
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周波数特性 |
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外形寸法 | 本体:幅483x高さ150x奥行370mm | ||||
重量 | - | ||||
別売 | 入力モジュール(最高6モジュールまで) フォノモジュール(アンバランスMM、バランスMC、アンバランスMC) ラインレベルモジュール(Tuner、Tape、Aux、DAT) バランス型出力モジュール(変更用) 入出力モジュール切替用リモートコントロール バランス型入力端子(Tuner、Tape) バランス型出力端子 アンバランス型出力モジュール(追加用) |