オーディオの足跡

PR:ヤフオク!で中古オーディオを検索

Model 203の画像
 解説 

"卓越したパフォーマンス"を得るために、新しい技術を駆使し妥協をせずに作り上げたコントロールアンプ。

RIAAプレイバックカーブは2つの部分に別れており、1kHz以下は第1段目に属し、1kHz以上は第2段目に属する設計を採用しています。また、各段階のフィードバック曲線はRIAAカーブの最適の部分を再生するように設計されています。
これによりフォノステージの正確度が増し、他のアンプに比較して2倍のパフォーマンスを得ています。

フォノステージはイコライザーを2つのステージに分け、個々の差動回路がターンオーバーとロールオフを受け持ち、インバーテッド・ダーリントン回路により電圧増幅を行っています。

電源には、ダーリントンエミッタフォロワー接続±電圧コントロール安定化電源回路を導入することで安定度を向上させています。さらに、各セクションにはエミッターフォロワー回路を使用しており、低出力インピーダンス化が行われています。
また、パワートランスは銅製のシールドケースに入れ、さらにACラインは全ての回路から遮断されるようになっており、高SN比化を図っています。

トーンコントロールには13ポジションの本格的ロータリースイッチを採用しており、3dBステップの左右独立コントロールが可能です。また、Baxandallタイプのフィルターは差動増幅、電圧増幅回路構成となっています。

マスターボリュームには22ポジションの厚膜ディテントボリュームを使用しています。
また、HighゲインとLowゲインをスイッチ切換により選択できます。

各回路のパーツには、GEやスプラグ、RCA、ベルデンなどの高品質パーツを採用しています。

プリスイッチボタンとパワースイッチボタンを搭載しています。
プリスイッチボタンはプリアンプの電源コントロールとリアパネルのPREとPWRのアウトレットをコントロールします。また、パワースイッチボタンはプリスイッチボタンがONの時にPWRアウトレットのコントロールをします。

HighとLowフィルターを搭載しています。それぞれスクラッチフィルターとサブソニックフィルターとして動作します。

別売りでウッドケースがありました。

機種の定格
型式 コントロールアンプ
入力インピーダンス Phono1/2:47kΩ
Tuner、Aux1/2、Tape1/2:90kΩ
利得 Phonoアンプ:42dB
High Levelアンプ:22dB(Highポジション)
            10dB(Lowポジション)
RIAA偏差 20Hz~20kHz ±0.25dB
周波数特性 Phonoアンプ:20Hz~20kHz ±0.25dB
High Levelアンプ:20Hz~20kHz ±0.2dB
SN比 Phono:88dB
High Level:80dB(Highポジション)
        90dB(Lowポジション)
最大許容入力 Phono:100mV(1kHz)
High Levelアンプ:10V
出力電圧/負荷インピーダンス Line out:8Vrms/600Ω(+20dBm)
Tape out:10Vrms/5kΩ
定格出力:4V/rms/5kΩ
全高調波歪率 0.01%以下(20Hz~20kHz、定格出力時)
トーンコントロール Bass:±18dB(50Hz)
Treble:±18dB(15kHz)
フィルター Low:20Hz、18dB/oct
High:12kHz、18dB/oct
電源電圧 AC120V(90V~130V)、AC240V(220V~240V)、50Hz/60Hz
消費電力 10W
外形寸法 幅483x高さ133x奥行273mm
重量 8.1kg
別売 ウッドケース