BELTEK M1130
¥42,800(1970年代前半頃)
解説
オートローディング機構を搭載したステレオカセットデッキ。
メカニズムには独自の技術を用いたオートローディング機構を採用しています。
このメカニズムでは、カセットを挿入すると自動的に下降してテープがヘッドにセットされます。また、取り出す時はイジェクトボタンを押すとカセットが飛び出す構造になっています。
ヘッドにはフェライトヘッドを採用しています。
アンプ部はPNPトランジスタを用いたローノイズ回路を採用しています。
テープセレクターを搭載しており、クロームテープやLHテープ、レギュラーテープに適したバイアス/イコライザーで使用できます。
録音時にライン入力及びマイク入力を切換えるスイッチを搭載しており、ダイナミックレンジやSN比を改善しています。
操作ボタンには電磁プランジャー、マイクロスイッチ、リレーなどを用いることで、スムーズな動作の切換えを実現しています。
自動停止装置を搭載しており、テープが巻き終わると自動的にテープからヘッドやピンチローラーが離れ、駆動機構やモーターに無理な負担がかかるのを防いでいます。
ポーズロック機構を搭載しており、録音時に瞬間的な動作が可能です。
メモリーカウンターを搭載しています。
左右セパレート型のレベルメーターを搭載しています。
左右チャンネル調整が容易な二連式ボリュームツマミを採用しています。
カセット挿入部分のエスカッションを外し、イルミネーションランプスイッチを押すとヘッド部分をライトが照らす事ができ、ヘッドクリーニングができます。
テープの走行状態がわかるイルミネーションのテープラン表示装置を搭載しています。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
トラック形式 | 4トラック2チャンネルステレオ/モノラル方式 |
メカニズム形式 | 1モーターベルトドライブ方式 Hi-Fiメカニズム |
テープ速度 | 4.8cm/sec. |
使用ヘッド | 録再:フェライトヘッド 消去:フェライトヘッド |
アンプ部 | ソリッドステート |
ワウ・フラッター | 0.15%WRMS |
周波数特性 | 20Hz~15kHz(クロームテープ) |
S/N | 50dB以上(クロームテープ) |
セパレーション | トラック間:40dB以上 |
付属機構 | メモリーカウンター インプットセレクター テープセレクター(クローム/レギュラー/ローノイズ) イルミネーションランプSW ヘッドホンジャック 録再兼用レベルメーター 録音レベルボリューム 再生レベルボリューム 3桁テープカウンター DINコネクター マイクロホンジャック |
使用半導体 | トランジスタ:24個 ダイオード:16個 |
電源 | AC100V~110V、50Hz~60Hz |
消費電力 | 30W |
外形寸法 | 幅400x高さ147x奥行320mm |
重量 | 10kg |