TOSHIBA SR-80C
¥64,000(1973年頃)
解説
エレクトレットコンデンサーカートリッジを搭載したレコードプレイヤー。
SR-80Cはイコライザー非搭載モデルになります。
カートリッジにはエレクトレットコンデンサーカートリッジであるC-402Sを搭載しています。
このカートリッジではカンチレバーがそのまま可動極となる構造となっており、過渡特性に優れ、音の解像度や歪特性も優れたものとなっています。
トーンアーム部にはスタティックバランスS字型パイプアームを採用しています。
ヘッドシェルは着脱式となっています。
オイルダンプ式のアームエレベーション機構を装備しており、レコードや針を保護しています。
出力コードには低容量シールド線を採用しており、超高域の減衰を防止するとともに4チャンネル再生への対応も図っています。
ターンテーブル部には31cmアルミダイキャスト製ターンテーブルを採用しており、ベルトドライブ方式で駆動しています。
駆動モーターには16極シンクロナスモーターを採用しています。
オートカット、オートリターン機構を搭載しています。
キャビネットはウォルナットの木目仕上げが施されています。
機種の定格
型式 | レコードプレイヤー |
<ターンテーブル部> | |
駆動方式 | ベルトドライブ方式 |
ターンテーブル | 31cmアルミダイキャスト製 |
駆動モーター | 16極シンクロナスモーター |
回転数 | 33・1/3、45rpm |
ワウフラッター | 0.1%以下(WRMS) |
S/N比 | 50dB以上 |
<トーンアーム部> | |
トーンアーム | スタティックバランスS字型パイプアーム、軽針圧 |
ヘッドシェル | 着脱式(EIA規格) |
<カートリッジ部> | |
カートリッジ部 | エレクトレットコンデンサー型(C-402S) |
周波数特性 | 20Hz~35kHz |
クロストーク | 25dB(1kHz) |
出力電圧 | 40mV(1kHz、50mm/sec) |
チャンネルバランス | 1dB以内(1kHz) |
コンプライアンス | 10x10-6cm/dyne(100Hz) |
針先 | 0.5milソリッドダイヤ針(N-402S-D) |
<総合> | |
推奨負荷抵抗 | 30kΩ以上 |
付属機構 | オイルダンプエレベーション ラテラルバランサー インサイドフォースキャンセラー |
使用半導体 | IC:3個 ダイオード:3個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 6W |
外形寸法 | 幅490x高さ200x奥行370mm |
重量 | 8kg |
別売 | 専用イコライザー SZ-200(¥7,500) |