オーディオの足跡

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SR-370の画像
 解説 

A・D・ソリッドキャビネットを採用したレコードプレイヤー。

SR-370とSR-370Dは基本的に同一の機種ですが、カタログによって表記が異なりました。
末尾にLがあるのはカートリッジ無しのモデルになります。

キャビネットにはA・D・ソリッド(Acousitc Damping Solid)を採用しています。
この素材はオーレックスが音響材として新開発したもので、合成樹脂技術から生まれた高密度成型材です。特長は硬く、重く、強い(割れにくい)ことで、材質では木材、金属、石材の中でも石材に近い特性を持っています。
また、内部損失は合板とほぼ同程度でアルミダイカストより優れ、比重は合板よりも3~4倍大きくなっています。
SR-370ではこのA・D・ソリッドを一体成型で採用しており、材質自体の比重が大きいため、自作プレイヤーのように大型化せずに共振を抑えています。

メカニズム部にはダイレクトドライブ方式を採用しており、駆動モーターにDCサーボモーターを使用しています。

ターンテーブルにはストロボパターン付きアルミダイキャストターンテーブルを採用しています。
また、ストロボが見やすいイルミネーターを装備しています。

33・1/3、45回転のそれぞれの速度を微調整できます。

トーンアームにはスタティックバランスS字型トーンアームを採用しています。

SR-370/SR-370DにはMM型カートリッジであるC-210Mを装備しています。

針圧印加には針圧直読式を採用しています。

シェルスタンドを装備しており、手持ちのカートリッジを立てておけます。

インシュレーターを装備することで、床やラックから伝わる振動を低減しています。

機種の定格
型式 レコードプレイヤー
<ターンテーブル部>
モーター DCサーボモーター
駆動方式 ダイレクトドライブ方式
回転数 33・1/3、45rpm
ワウフラッター 0.04%(WRMS)
SN比 60dB以上
ターンテーブル 31cmアルミダイカスト、1.6kg
<トーンアーム部>
型式 スタティックバランス方式S字型
実効長 237mm
トラッキングエラー +2゜、-1゜30'
オーバーハング 15mm
針圧可変範囲 0~4g
取付カートリッジ自重 4g~20g
<カートリッジ部(SR-370/SR-370Dのみ)>
型式 MM型(C-210M)
周波数特性 20Hz~20kHz
出力電圧 3mV(1kHz、50mm/s)
セパレーション 20dB
チャンネルバランス 1dB
コンプライアンス 10x10-6cm/dyne
推奨負荷抵抗 50kΩ
針先 0.5mil
針圧 1.5g
交換針 N-210C(¥2,000)
自重 5.3g
<総合>
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 4W
外形寸法 幅473x高さ163x奥行377mm
重量 15.1kg
備考
  合板 アルミダイキャスト ADソリッド
比重 0.5 2.7 2.1
曲げ剛性(kg/mm2) 500~550 7000 1000~1800
シャルビー衝撃値 25~30 4.2 20