TOSHIBA PT-862D
¥64,800(1973年頃)
解説
3スピードに対応したステレオテープデッキ。
録音しながら再生モニターができる3ヘッド方式を採用しています。
長期間にわたり均一な性能・高信頼性を維持できるユニット式プリント基板を採用しています。
歪の少ないバイアス消去発振回路を採用しています。
高感度テープ(Hi-Fiテープ・SH-7)の性能を発揮するため、テープセレクタースイッチを搭載しています。
さらに、メーターを見ながらバイアス電流の調整が可能です。
回転スタート式のレバーを採用しています。
フルメカニカルオートシャットオフ機構を搭載しています。
このメカニズムは、テープ走行中はスイッチがONになってプランジャによってモーターが回転する構造となっています。そして、テープが終わるとスイッチが解除され、モーター停止と同時にカムが動作し、主レバーピンに連動してピンチローラーがキャプスタンから離れます。この動作は電源スイッチを切る事によって行われるため、不意の電源事故でも確実に動作するようになっています。
テープ着脱が容易なイージーローディング機構を搭載しています。
テープ走行を円滑にするテンションサーボ機構を搭載しています。
ヘッドホン端子を搭載しています。
4桁のテープカウンターを搭載しています。
大型レベルメーターを搭載しています。
機種の定格
型式 | ステレオテープデッキ |
テープスピード | 19cm/s、9.5cm/s、4.8cm/s |
トラック方式 | 4トラック |
録音・消去方式 | ACバイアス、AC消去 |
出力電圧 | 0~1V |
周波数特性 | 19cm/s:20Hz~25kHz 9.5cm/s:30Hz~15kHz 4.8cm/s:30Hz~9kHz |
歪率 | 1% |
SN比 | 56dB以上 |
ワウ・フラッター | 0.09%以下 |
入力感度 | MIC:-65dB/10kΩ Line in:-23dB/330kΩ Din:-43dB/10kΩ |
出力レベル | Line out:0~1V/10kΩ Din:0.5/10kΩ Headphone:8Ω |
使用半導体 | IC:4個 トランジスタ:12個 ダイオード:7個 |
電源 | AC100V 50Hz/60Hz |
消費電力 | 55W |
外形寸法 | 幅395x高さ355x奥行188mm |
重量 | 12kg |