Aurex HR-E7
¥9,800(1976年頃)
解説
バックエレクトレット方式の能率向上が図られたコンデンサー型ステレオヘッドホン。
バックエレクトレット(背極エレクトレット)方式を採用しています。
この方式では振動膜とエレクトレットが分かれているため、エレクトレット自体の能率を上げることができ、しかも振動膜は薄くすることで振動マスを十分に小さくすることができます。
HR-E7では新開発の高電圧エレクトレット(特殊高分子フィルムを金属板に接着したもの)が高抵抗を介して振動膜と電気的につながっており、安定した振動膜の動作を実現しています。
振動膜にはポリエステルフィルムにアルミ蒸着したものを使用しており、51mm径で4ミクロン厚、質量11mgを実現しています。
インピーダンス切換スイッチはケーブルの途中に組み込まれており2ポジションの切換となっています。
インピーダンスマッチングトランスはヘッドホン本体に組み込まれています。
機種の定格
型式 | エレクトレットコンデンサー型ヘッドホン |
<ヘッドホン部> | |
駆動方式 | プッシュプル全面駆動 |
静電容量 | 60pF |
ダイヤフラム | 4ミクロン厚ポリエステルフィルム径51mm アルミ両面蒸着 |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
出力音圧レベル | 101B/3V(AMPポジション) |
最大音圧レベル | 115dB |
高調波歪率 | 0.5%(400Hz標準入力時) |
イヤパッド圧力 | 300g(耳間隔150mm) |
コード | ステレオプラグ付き4芯2.5m ビニールコード |
重量 | 285g(コード含まず) |
<アダプター部> | |
形式 | 入力インピーダンス切換式 |
入力インピーダンス | For Amp:500Ω For Deck:8Ω |