Aurex AD-4mkII
¥58,000(1981年頃)
解説
4chアドレス回路を搭載したアドレスユニット。
AD-4mkIIはアドレスを4回路内蔵しており、エンコード用アドレスとデコード用アドレスを同時に利用できます。このため、3ヘッドデッキと組合わせて使用すれば、録音しながら同時にデコードされた信号の同時モニターが可能です。
2台のデッキを接続できるため、アドレス回路を通さずにデッキ対デッキの相互ダビングが可能です。アドレスエンコードされたままの信号や、ノーマルのままでのテープダビングがダイレクトにできます。
さらに、前面にも録音端子を搭載しており、合計3台のデッキに同時にアドレス録音が可能です。
-40dB~+12dBのワイドレンジピークメーターを搭載しています。このメーターのアタックタイムは10msecとなっており、素早い応答が可能です。
アドレス基準信号用に出力レベル微調整機能を搭載しており、信号出力レベルをアドレスの基準レベル-3dBに合わせることができます。
エンコード(アドレス録音)出力が300mVとなっており、入力感度の低いオープンデッキでも使用できます。
入力ボリューム、出力ボリュームを搭載しています。これらのボリュームはアドレスout時も使用できます。
前面端子は再生の時、背面のデッキ2に対して優先します。
機種の定格
型式 | アドレスユニット |
チャンネル数 | 4チャンネル(録音再生独立) |
基準入力レベル | エンコーダー:100mV デコーダー:150mV |
基準出力レベル | エンコーダー:300mV デコーダー:300mV |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1dB(エンコード・デコード時) |
ノイズリダクション効果 | 17dB以上(100Hz) 20dB以上(1kHz) 30dB以上(10kHz) |
歪率 | 0.10%以下(1kHz、エンコード・デコードにおいて) |
入力ジャック | Input Decode in(各3組) |
出力ジャック | Output Encode out(各3組) Headphone |
消費電力 | 11W |
外形寸法 | 幅420x高さ75x奥行284mm |
重量 | 4.3kg |