オーディオの足跡

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AD-15の画像
 解説 

カセットデッキやテープデッキでadres(Automatic Dynamic Range Expansion System)を利用できるアドレスユニット。

ノイズリダクションシステムとして自動ダイナミックレンジ拡大装置であるadresを採用しています。このアドレスユニットをテープデッキの入出力端子につなぎ、エンコーダーとデコーダーとして使用することで、ノイズレベルを30dB改善することが可能です。

デッキと組合わせて使用する場合、デッキの出力レベルにあわせてエンコードとデコードの入力信号レベルを合わせる必要があります。AD-15ではキャリブレーション機能を搭載しており、レベル合わせが可能です。
まず、アドレスユニットのキャリブレーションスイッチをONにし、テープデッキに-3dBのレベルで約10秒間程度録音させます。この時ユニットのファンクションはRecordに合わせておきます。
次にユニットのファンクションをPlayにし、テープデッキの出力レベル調整ツマミを最大にして録音されたキャリブレーション信号を再生します。
そして、アドレスユニットのキャリブレーションインジケーターのLEDが両方点灯するようにCAL-PLAYの半固定ボリュームをマイナスドライバーで調整します。

このシステムは、バリアブルレスポンス回路(VRA)とそれを制御するためのコントロール信号を録音するレベルセンサー、周波数特性を持たせるWeighting Networkで構成されています。

シルバーカラーのAD-15とブラックカラーのAD-15Kの2種類のカラーバリエーションがありました。

機種の定格
型式 アドレスユニット
チャンネル数 2チャンネル(録音再生切換)
入力インピーダンス 50kΩ
基準入力レベル 150mV
最大入力レベル 5V
基準出力レベル 150mV
負荷インピーダンス 10kΩ以上
キャリブレーション信号 1kHz(150mV)アドレス基準レベル
周波数特性 20Hz~20kHz ±1dB(エンコード・デコード時)
歪率 0.15%(アドレス基準レベル、エンコード・デコード時)
入力換算ノイズ -100dBm以下
アドレス効果
最大録音レベル: 7dB改善(1kHz)
ノイズレベル: 17dB低減(100Hz)
20dB低減(1kHz)
30dB低減(10kHz)
歪率: 6分の1に改善(1kHz)
使用半導体 IC:11個
トランジスタ:9個
ダイオード:13個
電源 AC100V 50Hz/60Hz
消費電力 5W
外形寸法 幅257x高さ54x奥行206mm
重量 2.1kg