オーディオの足跡

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SB-650の画像
 解説 

多機能でありながら、シンプルなデザインと優れた操作性の実現を図ったDCプリメインアンプ。

イコライザー部は、初段パラレル接続、アクティブロードA級動作にエミッタフォロアの出力段の3段直結方式を採用しています。
低雑音トランジスタやRIAA素子に高精度パーツを採用することで、音質を高めています。

パワーアンプ部の出力段は、高耐圧パワートランジスタを使ったシングル・プッシュプルで50W+50Wを実現しています。
回路構成は、初段にデュアルFETを使用し、定電流負荷された差動2段ダーリントン接続ピュアコンプリメンタリーOCL方式となっています。また、入力はICLで全体を通したDC構成となっています。

3段直結構成のトーンコントロールアンプはNF型を採用しており、11点クリック付のボリュームを使うことで正確な変化特性が得られます。
また、トーンディフィートスイッチをONにするとトーン素子をジャンプし、フラットアンプとして動作します。

新設計の保護回路を搭載しており、出力端子のショートなどからパワートランジスタを守り、万一の直流発生にはスピーカーを守ります。また、原因を取り除けば通常状態に戻る自動復帰型となっています。

ミューティングスイッチを一歩進めた機能として、ワンタッチ・フェーダーを搭載しています。
電源をONにするとボリュームツマミのインジケーターが点灯します。音量を絞りたい時にFADERのOUT側を押すと、電子回路の働きにより除々に音が小さくなり、絞りきるとボリュームのインジケーターが消えます。音量を上げる時はFADER INを押すと、初めに設定したボリュームの位置まで自動的に上がります。

ラウドネススイッチやサブソニックフィルターを搭載しています。

使用頻度の少ないツマミ類を全てシーリングポケットの中に収めることで、多機能アンプでありながらシンプルな操作性を実現しています。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
<パワーアンプ部>
連続出力(両ch駆動)
20Hz~20kHz: 55W+55W(4Ω)
50W+50W(8Ω)
1kHz: 65W+65W(4Ω)
60W+60W(8Ω)
全高調波歪率 0.02%(定格出力時)
0.02%(5W出力時)
混変調歪率 0.02%(定格出力時)
0.02%(5W出力時)
周波数特性 DC~100kHz +0 -1dB(Aux)
出力帯域幅(IHF 0.02%) 5Hz~50kHz(8Ω、両ch駆動)
ダンピングファクター 40以上
スピーカーインピーダンス 4Ω~16Ω(A+Bのみ8Ω~16Ω)
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス Phono:2.5mV/47kΩ
Tuner、Aux、Tape play:150mV/50kΩ
録音出力 Tape rec:150mV
周波数特性 5Hz~100kHz +0 -1dB(Aux)
全高調波歪率 0.02%
トーンコントロール Bass:±10dB(100Hz)
Treble:±10dB(10kHz)
フィルター Subsonic:16Hz、6dB/oct
イコライザー偏差 20Hz~30kHz ±0.3dB
Phono最大許容入力 250mV(RMS-1kHz、THD 0.02%)
SN比(IHF-Aネットワーク、ショートサーキット) Phono:85dB
Aux:100dB
<総合>
使用半導体 トランジスタ:46個
IC:3個
ダイオード:28個
LED:3個
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 130W
外形寸法 幅420x高さ115x奥行317mm
重量 9kg