オーディオの足跡

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SB-620の画像
 解説 

パワーとクオリティの両立を図ったプリメインアンプ。

パワーアンプ部には全段直結純コンプリメンタリーOCL回路を採用しています。

イコライザーアンプ部は±55Vの高い電圧をかけることで400mVの高耐入力を実現しています。また、RIAA素子には高精度の金属皮膜抵抗とプラスチック・フィルムコンデンサーを使用しており、偏差を±0.2dB以内の精度を達成しています。
回路は差動1段の3段直結回路となっています。

トーンアンプ部は変化特性が素直なNF型となっており、差動1段を含む2段直結回路で構成されています。
この回路も±2電源構成となっています。

電源部にはフラックスが少なくレギュレーションの安定した大型カットコアトランスと10,000μFx2の大容量電解コンデンサーを採用しています。また、電源トランスの巻線をプリ用別巻線とした設計となっており、プリ部は全段にわたって定電圧±2電源でドライブしています。

2台のデッキ間でコピー動作ができるデュプリケートスイッチを搭載しています。
また、テープ2端子をフロントパネルにも装備しています。

電源投入時のミューティング回路や、リレーを用いてスピーカーとトランジスタを守る自動復帰保護回路を搭載しています。

ボリュームには左右チャンネルの連動誤差の少ないアッテネーター式ボリュームを使用しています。
このボリュームは22点クリックの高精度タイプとなっています。

トーンコントロールはターンオーバー周波数が高低各2段切換えとなっており、ディフィートポジションを装備しています。

3段階切換式のミューティング回路を搭載しています。

ローフィルターとハイフィルターはそれぞれ2段切換えが可能です。

実測データシートが付属しています。
このデータシートでは入力感度(Phono、Aux)、連続出力、高調波歪率、SN比、Phono最大許容入力、周波数対歪率特性、RIAA偏差の7項目が記載されています。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
回路方式 全段直結純コンプリメンタリーOCL回路
<パワーアンプ部>
出力(両ch駆動)
連続出力(1kH):

20Hz~20kHz出力:
65W+65W(8Ω)
75W+75W(4Ω)
62W+62W(8Ω)
70W+70W(4Ω)
高調波歪率 0.2%以下(連続出力時)
0.05%以下(1W出力時)
混変調歪率 0.2%以下(連続出力時)
0.05%以下(1W出力時)
出力帯域幅(IHF) 6Hz~60kHz(8Ω)
ダンピングファクター 30(8Ω)
残留雑音 0.5mV(8Ω)
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス Phono1、2:2.0mV/50kΩ
Aux、Tuner、Tape:150mV/50kΩ
録音出力 Tape rec:150mV
DIN:30mV
イコライザー許容入力 MAG:400mV(RMS)
RIAA偏差 ±0.2dB
SN比(IHF) Phono:73dB
Aux:90dB
高調波歪率 0.05%(連続出力時)
周波数特性 10Hz~50kHz -1dB
トーンコントロール
Bass:

Treble:
±10dB、±7dB(100Hz)
ターンオーバー:400Hz、200Hz
±10dB、±7dB(10kHz)
ターンオーバー:2.5kHz、5kHz
ミューティング -10dB、-20dB
フィルター Low:30Hz、10Hz
High:8kHz、20kHz
ラウドネス +9dB(100Hz)、+3.5dB(10kHz)
<総合>
使用半導体 トランジスタ:50個
ダイオード:25個
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 145W
外形寸法 幅450x高さ148x奥行375mm
重量 14kg