オーディオの足跡

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AT-SP500の画像
 解説 

音楽性を追求して開発されたブックシェルフ型スピーカーシステム。

低域には16cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板には独自のHiPIC(High Polymer Injection with Carbonate)コーンを使用しています。この素材はヨーロッパのスピーカーに多くみられるポリプロピレンに特殊な炭化補強材を添付したもので、広帯域なだけでなく、音楽性ゆたかな音質が得られています。

高域には2.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
ダイアフラムは極薄チタンドームに窒化処理を施したもので、比剛性=音速を大幅に高めています。また、精密織布のタンジェンシャルエッジを組み合わせることで高域端のリニアリティを高めるとともにウーファーとのスムーズなつながりを得ています。

ウーファー、トゥイーターともダブルマグネット方式による本格的な防磁構造を採用しています。

内部配線材にはスピーカーとしては初めて単結晶状高純度無酸素銅PCOCCを採用しています。また、接続部はハンダ付けをせず、OFC(無酸素銅)スリーブによるカシメ接続とすることで伝送クオリティの劣化を抑えています。

ネットワーク部は低域用と高域用ブロックをセパレートした構造とすることで大電流や磁力線による相互干渉を排除しています。
また、オーディオ専用コンデンサーなどの構成素子を厳選し、プリント基板や余分なリード線を使わずに全てカシメ圧着で直接結合しています。

背面端子はバイワイヤリングに対応するためウーファー用とトゥイーター用が独立しており、非磁性メッキの同製プレートで連結されています。

エンクロージャーはリアバッフルまで全ての角を滑らかな曲線で仕上げたオール・ラウンド・エンクロージャーを採用しており、バッフルの境界面で起こる音の反射を排除しています。また、フロントバッフルのロゴでの回折も防ぐため、凹凸の無い印刷方式を採用しています。
素材には高密度パーティクルボードとMDFを組み合わせて使用しています。

機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計
ユニット 低域用:16cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
周波数特性 40Hz~30kHz
最大許容入力 110W(EIAJ)
定格入力 35W
出力音圧レベル 88dB/W/m
インピーダンス
クロスオーバー周波数 2.8kHz(18dB/oct)
外形寸法 幅215x高さ354x奥行259mm(ネットを含む)
重量 6.5kg
別売:スピーカースタンド AT8632(2台1組、¥24,000)
外形寸法 幅260x高さ490x奥行290mm
重量 3.5kg