AR(Acoustic Research) ARターンテーブル
54,000(1972年頃)
解説
ベルトドライブ方式のターンテーブル。
ワウフラッター、ランブル、回転速度などはNAB規格に適合した性能を持っており、放送局などでも使用されました。
床面からの振動や音響的フィードバックの影響を防ぐためアンチショック機構を搭載しています。
これによりレコード演奏中に上面カバーをハンマーで垂直に叩いても針飛びがありません。
※カタログ記載の注意点
ARターンテーブルは通常は60Hz用プーリーがセットされています。60Hz地帯ではそのまま使用し、50Hz地帯では付属の50Hz用プーリーと交換した上で使用します。
また、100Vから130Vの間の電圧で動作しますが、電圧範囲の低い方で50Hzで使用した場合、始動が円滑に行かない場合があります。この場合でも始動すれば動作は安定します。電圧が100V以下に低下する場合は昇圧トランスが必要です。
機種の定格
型式 | ターンテーブル |
駆動方式 | ベルトドライブ方式 |
モーター | 24極ヒステリシスシンクロナスモーター |
回転数 | 33・1/3、45rpm(ベルト掛換) |
ターンテーブル | 30cm、ダブルテーブル・アルミダイキャスト製 |
ワウフラッター | 最大0.05% |
ランブルレベル | 35dB(NABスタンダード20dB) |
トーンアーム | ユニバーサル型、専用シェル付き |
電源 | AC100V~130V、50Hz/60Hz |
外形寸法 | 幅425x高さ133x奥行324mm |
重量 | 6.1kg |