AKAI X-2000SD
¥134,000(1960年代後半頃?)
解説
X-1800SDの後継機として発表されたテープレコーダー。
オープンリールと8トラックカートリッジの録再に加え、カセットテープの録再が可能です。
オープンリール部はクロスフィールドヘッドを採用することで広帯域録音を可能にしています。また、操作の確実な2レバー方式を採用しています。
8トラックカートリッジ部には簡単にプログラムの選択が出来るチャンネルセレクターボタンを搭載しています。
また、オープンリールからの録音が可能です。
カセット部はオープンリールからの録音が可能です。
3つのオートメカニズム機構を搭載しており、オープンリールのオートマチックシャットオフ、カートリッジのオートマチックストップ(スタートポジションのセット)、カセットのオートストップが可能です。
録音・再生ヘッドには1ミクロンパーマロイシールドヘッドを採用しています。また、モーターは方向性珪素鋼板シールドを施すことでSN比を改善しています。
さらに、オープンリール部にはクロスフィールド方式を採用しており、信号電流を録音ヘッド、バイアス電流を外側のバイアス専用ヘッドから加えることで、テープ上に記録される信号がバイアス磁界の悪影響を受けずに録音できます。
プリアンプ部とメインアンプ部にICを各1個、両チャンネル計4個採用することで低歪化を図っています。
録音バイアス周波数は81kHzとなっています。
機種の定格
型式 | オープンリール/カセット/8トラックレコーダー | ||||||
テープ速度 |
|
||||||
ワウフラッター |
|
||||||
周波数特性 |
|
||||||
SN比 | オープンリール:50dB以上 カートリッジ:45dB以上 カセット:45dB以上 |
||||||
入力レベル | マイクロホンジャック:0.15mV以上 ラインジャック:25mV以上 |
||||||
ミュージックパワー | 12W+12W | ||||||
録音(再生)補償特性 | NAB特性(カセット除く) | ||||||
録音バイアス周波数 | 81kHz | ||||||
録音レベル指示 | VUメーター(twinタイプ) | ||||||
録音方式 |
|
||||||
早送り・巻き戻し時間 |
|
||||||
録音時間 |
|
||||||
最大使用リール | 7号リール | ||||||
モーター | 2スピードコンデンサーモーター | ||||||
スピーカー | 10cmハイコンプライアンススピーカーx2 | ||||||
使用半導体 | トランジスタ:13個 IC:4個 ダイオード:16個 |
||||||
電源 | AC100V~240Vで6段階に切換え可能、50Hz/60Hz | ||||||
消費電力 | 60W | ||||||
外形寸法 | 幅350x高さ465x奥行270mm | ||||||
重量 | 22.4kg | ||||||
付属 | マイクロホン(ADM-11)x2 マイクロホンスタンドx2 7号空リールx1 スペアヒューズ(電源用)x1 シリコンオイルキットx2 ヘッドクリーニングペンx1 カセットデモンストレーションテープ(C-30、8曲入り)x1 38cm/s用アダプターキットx1 |