AKAI CD-M88II
¥64,800(1986年頃)
解説
横幅350mmのコンパクトサイズで赤い独自のプログラミング機構It's Logicを採用したリファインモデルのCDプレイヤー。
デジタル系で発生するノイズがアナログ系に干渉して音質に悪影響を及ぼすのを防ぐため、D/Aコンバーター部以降のアナログ回路と、デジタル部・サーボ系を分離したセパレート電源を採用しています。
アナログ回路にはアカイが独自に開発したハイグレードパーツや無酸素銅線などのオーディオ部品を投入しています。
ピックアップ部にはディスクの信号トラックに対して3本のスポットビームを照射する3ビーム方式のレーザーピックアップを採用しています。2本のサイドスポットがトラック外れを正確に検知し、ここで得られたエラー信号はトラッキングサーボシステムで補正された後、読取り用のセンタースポットにフィードバックされます。このトラッキングサーボシステムにより、トレース精度0.1ミクロンを実現しています。
さらに万全を期すため、ディスク周辺部にフローティング機構を採用し、安定なトレースを妨げる外部振動を抑えています。
テンキーやAnd、Without、Repeatといったファンクションキーを用いてメモリプログラミングやランダム選曲が楽しめる、アカイ独自のプログラミング機構It's
Logicを搭載しています。
プログラムボタンの操作1回をワンステップと考えて、16ステップまでのプログラム作成が可能です。さらに、オペレーション状態が随時ディスプレイに表示されます。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
方式 | 光学式 |
ピックアップ形式 | 半導体レーザー3ビーム |
チャンネル数 | 2チャンネル |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
周波数特性 | 5Hz~20kHz ±0.5dB |
ダイナミックレンジ | 90dB以上 |
SN比 | 90dB |
高調波歪率 | 0.005%(1kHz) |
チャンネルセパレーション | 85dB(1kHz) |
ワウ・フラッター | 測定限界値以下 |
アクセス時間 | 2.6秒 |
ライン出力 | 2V |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 24W |
最大外形寸法 | 幅350x高さ71x奥行255mm |
重量 | 6.5kg |