AIWA/EXCELIA XC-005
¥54,800(1988年頃)
解説
18ビットリニアL/RデュアルD/Aコンバーターを採用したCDプレイヤー。
標本化周波数44.1kHzの8倍の352.8kHzでサンプリングする8倍オーバーサンプリング方式を採用しており、ノイズの影響を排除しています。このため位相特性に優れたローパスフィルターを使用でき、全帯域での位相特性を改善しています。
D/Aコンバーターには18ビットリニアでL/Rデュアル独立構成を採用しており、チャンネルセパレーションを向上しています。
ピーク値検索にクイックピークサーチとアキュレートピークサーチの2つの方式を搭載しており、使用状況に応じて使い分けることができます。クイックサーチは、1ディスクにつき約30秒でピーク値を検出できます。またアキュレートサーチは通常のディスク演奏時間で精密検出します。
両方式とも-4dB、-2dB塔のピーク値で表示されるため、デッキ側の録音レベル設定が容易となります。
光と同軸の2系統のデジタル出力端子を搭載しています。また、アナログ端子も固定と可変の2系統を搭載しています。
ディスクファイル機能を搭載しており、セットされたディスクに対し、アルファベット・数字・記号等10文字まで記録でき、オリジナルの分類表示が可能です。
さらにプログラム演奏やピーク値も記録しておくことが可能です。
デジタルRecキャリブレーションを搭載しています。
デジタル化した正弦波をROM中に記憶しており、これを基本信号とすることでダビング時の調整などに活用できます。
上面と側面にトップロック構造ビスを採用しており、制振化を図っています。
オート/マニュアルプログラムエディット機能を搭載しています。
20キーダイレクトミュージックサーチを搭載しています。
8cmシングルディスクに対応しています。
特殊ゴム装着の大型インシュレーターを搭載しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
読み取り方式 | 非接触光学式読取り(半導体レーザー使用) |
レーザー | GaAs+GaAlAsダブルヘテロダイオード |
回転数 | 200rpm~500rpm(CLV) |
演奏速度 | 1.2m/s~1.4m/s |
エラー訂正方式 | CIRC(クロスインターリーブリードソロモンコード) |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
チャンネル数 | 2チャンネル |
複合化(D/A) | 18bit直線 |
周波数特性 | 4Hz~20kHz ±0.3dB |
高調波歪率 | 0.0025%(1kHz、EIAJ) |
SN比 | 110dB(EIAJ) |
ダイナミックレンジ | 98dB以上(1kHz、EIAJ) |
チャンネルセパレーション | 100dB(1kHz) |
ワウ・フラッター | 測定限界以下 |
出力レベル | アナログ:2V 同軸:0.5Vp-p 光:-18±3dBm(波長660nm) ヘッドホン:18mW/32Ω |
負荷インピーダンス | アナログ:10kΩ以上 デジタル:75Ω |
出力端子 | アナログ:ピンジャック デジタル:同軸端子・光端子 ヘッドホン:ステレオ標準ジャック |
消費電力 | 14W |
最大外形寸法 | 幅430x高さ115x奥行352mm |
重量 | 約5.2kg |
付属 | ピンコード リモートコントローラー RC-C005 |