AIWA AD-WX99
¥95,000(1985年頃)
解説
ソーティングカセットシステムを採用したダブルカセットデッキ。
再生リバースデッキと録再クイックリバースのダブルリバースデッキに、カセット5巻のオートソーティングシステムを搭載しています。このシステムでは、ソーティングカートリッジに5巻のカセットをセットし、デッキの前面パネルのプログラムステーションのキーを操作することで、どのカセットでも自由に呼び出しが可能です。選択したテープは、IIデッキの真後ろにあるIデッキのメカにセットされます。
ソーティングカートリッジにセットした5巻のカセットの中から、好みの巻、面、曲番を選んで15種類のランダムプログラムメモリーが可能です。
ダビング時はワンボタン操作のシンクロダビングとなっており、さらに倍速ダビング機構付きで編集時間を短縮しています。また、曲間には4秒間のブランクを設定できます。
プログラムしない状態でプレイボタンを押すと、5巻のカセットのA・B両面全曲を連続演奏できます。
また、ネクストテープボタンを押せばワンタッチで次のカセットのA面に筒利増す。
ヘッド部には回転ヘッド方式を採用しており、両方向の音質の均一化や、録再アンプの切換えが不要なため音切れ時間の短縮化が図れています。
また、デッキIIには0.2秒のクイックリバースメカニズムを採用しています。
ダビング操作には、2つのメカが同時にスタート・ストップするシンクロダビング方式を採用しています。
また倍速ダビング機構により素早いダビング編集が可能です。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーCタイプを搭載しています。
デッキIでは、ソーティングカートリッジの切換えスイッチをセットしておけば、ドルビーOFF・B・Cをデッキが自動選別します。
無録音スペースを検知し、自動的に次の曲まで早送りするブランクスキップ機構を搭載しています。
選曲操作に便利なミュージックセンサーとキュー・レビュー機構を搭載しています。
タイマースタンバイ機構を搭載しており、別売りタイマーを接続することで留守録音や目覚まし再生が可能です。
電子カウンターを搭載しています。
オートテープセレクターを搭載しています。
別売りで、グレー・グリーン・イエロー・ブルーの4色のソーティングカートリッジがありました。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
トラック方式 | 4トラック2チャンネル |
モーター | DCサーボモーターx2 DCモーターx4 |
ヘッド | Iデッキ:パーマロイヘッド IIデッキ:DXヘッド |
ワウフラッター | ±0.08%(W・Peak) ±0.038%(WRMS) |
周波数特性(-20dB録音) | ノーマル:20Hz~14kHz ±3dB クローム:20Hz~15kHz ±3dB メタル:20Hz~16kHz ±3dB |
SN比 | 73dB(Dolby C type on) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
外形寸法 | 幅330x高さ106.5x奥行330mm |
重量 | 7.0kg |
付属 | ソーティングカートリッジ(グレー)x2 |
別売 | ソーティングカートリッジ(2個1組、¥1,900) |