AIWA AD-R50
¥59,800(1983年頃)
解説
0.2秒のクイックリバースを実現したステレオカセットデッキ。
磁気テープ終端のテープの継ぎ目にあたった瞬間に反転するクイックリバース方式を採用しています。これにより0.2秒の高速反転を実現しています。
ブランクスキップ機構を搭載しており、テープを再生中に12秒以上の無録音部が続くと、デッキは自動的にテープの終わりまで早送りしてリバース動作を行います。
やり直し録音などに威力を発揮するエディット機構を搭載しています。
この機能では、スイッチを押してる間、テープを逆転で再生でき、目的の地点でスイッチから手を離すとオートレックミュートが働き、自動的に4秒の曲間ブランクを作ってポーズスタンバイ状態になります。
曲間の無録音部をサーチして、指定した曲の頭出しを自動的に行う9曲ミュージックセンサーを搭載しています。
さらに、頭出しが完了したところで再生スタンバイ状態となります。
アクティブ・サーボ・バイアス理論を応用したドルビーHXプロを搭載しています。
ドルビーHXプロでは、中低域成分が多い時はバイアスを深く、高域成分が多い時はバイアスを浅く調整することで、トータルでの実効バイアス量を一定に保っています。これにより、ハイレベルの高域信号によって起りやすいテープの飽和現象を押さえ、クリアな録音を可能にしています。
また、ドルビーHXプロは録音時だけにのみ動作するため、どんなデッキで再生してもその効果を発揮できます。
多機能電子カウンターを搭載しています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーB/Cシステムを搭載しています。
ノーマル/クロームテープに対応したバイアス微調整機構を搭載しています。
タイマースタンバイ機構を搭載しており、別売りタイマーを使用することで留守録音や目覚まし再生が可能です。
オートレックミュートを搭載しています。
キュー&レビュー機能を搭載しています。
ノーマル・クローム・メタルの3種類のテープに対応したオートテープセレクターを搭載しています。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
トラック方式 | 4トラック2チャンネル |
モーター | DCサーボモーター DCモーター |
ヘッド | 録音、再生:DXヘッド 消去:Hi-Bsダブルギャップフェライトヘッド |
ワウフラッター | 0.038%(WRMS) |
周波数特性 (-20VU録音/0VU録音) |
ノーマル:20Hz~16kHz/20Hz~9kHz ±3dB クローム:20Hz~17kHz/20Hz~12kHz ±3dB メタル:20Hz~18kHz/20Hz~15kHz ±3dB |
SN比(WTD、1kHz、3%3次高調波歪率) | 73dB(Dolby Ctype on、メタルテープ、ピークレベル) |
外形寸法 | 幅420x高さ110x奥行300mm |
重量 | 5.2kg |