AIWA AD-F70
¥99,800(1978年頃)
解説
ベストな録音と操作性の向上を目指して開発されたステレオカセットデッキ。
VUメーターで追従できないピークを正確に捉えるため、9点のマルチピークインジケーターを搭載しており、-15dB~-7dBで緑色、-3dB~+2dBを黄色、+4dB~+7dBを赤色で表示します。
さらに+4dB~+7dBの赤色部分でピークレベルを保持するピークホールド機構を搭載してます。ホールドボタンをONにすれば、録音・再生中はその最大値が表示されます。
バイアスとイコライザーが独立した3段切替えのテープセレクターに加え、LH、FeCr、CrO2の各種テープそれぞれのバイアス微調整機構を搭載しています。
キャプスタンと巻取りリールをそれぞれ専用にドライブするデュアルモータードライブ方式を採用することでキャプスタンと駆動モーターに加わる余分な負荷を抑え、低ワウ・フラッターを実現しています。
キャプスタン駆動モーターには38パルスFGサーボモーターを使用し、リール巻取りモーターはFWD/REVIEW/CUE時には回転が遅く,REW/FF時には早くなる2速度DCサーボモーターを採用しています。
テープ残量計を搭載しています。
ヘッドにはフェライトガードヘッドを採用しています。
クイkックレビュー・キューを機能を搭載しています。
ミューティングタイム・インジケーター付きのレックミュート機構を搭載しています。
タイマースタンバイメカを搭載しています。
純電子式のフルオートストップメカニズムを搭載しています。
反吐やメカニズムを保護するオイルダンプイジェクト方式を採用しています。
ラインとマイクの切替えスイッチを搭載しています。
ドルビーシステムとMPXフィルターを搭載しています。
前面にラインイン・ジャックを搭載しています。
マイク1本でモノラル録音ができるMic(L+R)ジャックを搭載しています。
シンクロオペレーション機構を搭載しており、アイワのレック・シンク端子付きプレイヤーと接続することで、レコード録音の際にプレイヤーのスタートと同時にデッキもスタートさせることができます。
操作は、デッキを録音状態にセットしポーズボタンをONにします。プレイヤーのトーンアームが降下すると同時に録音も開始されます。
別売りでリモートコントロールユニットがありました。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
トラック方式 | 4トラック2チャンネル |
周波数特性 | LHテープ:20Hz~16kHz FeCrテープ:20Hz~19kHz CrO2テープ:20Hz~18kHz |
SN比(FeCrテープ) | 53dB(Dolby NR off) 65dB(Dolby NR on) |
ワウフラッター | 0.04%(WRMS) |
テープ速度 | 4.8cm/s |
早送り、巻戻し時間 | 65秒(C-60) |
録音方式 | ACバイアス(100kHz) |
歪率 | 0.9%以下(0VU、FeCrテープ) |
消去方式 | AC消去 |
入力感度/インピーダンス | Line:50mV/50kΩ以上 Mic:0.25mV/200Ω~10kΩ適合 |
出力レベル/インピーダンス | Line:0.41V/50kΩ以上適合 ヘッドホン:2mW/8Ω(0VU) |
使用半導体 | IC:12個 トランジスタ:162個 ダイオード:68個 LED:15個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 35W |
外形寸法 | 幅450x高さ120x奥行327mm |
重量 | 9.5kg |
付属 | ヘッドクリーニング棒 ステレオピンコードx2 |
別売 | リモートコントロールユニット RC-10(¥9,000) |