ADC ADC-25
¥43,000(1960年代頃)
¥33,000(1970年代頃)
解説
ADCの技術を総結集して開発されたIMカートリッジ。
ADC-25では独自のスタイラス・インターチェンジャブル・システムを採用しており、標準針である0.3x0.7mil楕円針(赤)の他に、特にハイ・クオリティ再生及び古いレコード再生を目的とした0.3x0.9mil楕円針(青)と、0.6milのコニカル針(白)が付属しています。
0.6milのコニカル針は、RCAのダイナグルーブ、東芝エンジェルのPTS、日本コロムビアのNDレコードといったトレーシング・シミュレーターを使用してカッティングされたHi-Fiレコードの再生に最適となっています。これらのカッティングシステムは0.6milのコニカル針で再生したときに最も歪が少なくなるように製盤されています。
新開発の磁気回路を採用することで、広帯域再生と軽針圧とレーシング能力を獲得しています。
ADC-25、ADC-26、ADC-27と、ADC-Xシリーズはそれぞれスタイラスの互換性を持っており、スタイラス交換によってグレードアップが可能です。
機種の定格
型式 | IM型カートリッジ |
周波数帯域 | 10Hz~24kHz ±2dB |
出力 | 4.5mV(5.5cm/sec) |
セパレーション | 30dB(50Hz~15kHz) |
コンプライアンス | 50x10-6cm/dyne |
トラッキングアングル | 15゜ |
インピーダンス | 47kΩ |
針先 | 0.3x0.7mil(R-251) 0.3x0.9mil(R-252) 0.6mil(R-253) |
針圧 | 0.5g~1.25g |
自重 | 9g |
交換針 | R-251(¥13,000) R-252(¥13,000) R-253(¥10,000) |