Accuphase AD-290
¥200,000(1993年11月発売)
解説
コントロールアンプC-290専用に開発されたフォノイコライザーユニット。
C-290のリアパネルから増設することにより、レコード再生が可能となります。
C-290に採用されたガラスPRO基材を採用しており、頑丈なアルミケースに収納することで外部の影響を抑えています。
本体との接続は信頼性の高いDIN規格のコネクターを採用しており、ファンクションの切替えは全てC-290のパネル面で操作可能です。
回路は全回路対称型プッシュプルで構成されており、MM/MCそれぞれのカートリッジにマッチした専用入力回路を備えています。MM入力時はカートリッジの高出力インピーダンスに整合されて、高S/NのFET素子で構成しており、MC入力時は微小信号を低インピーダンスで受けるため、低雑音素子による差動入力回路を構成し、NFBループの低インピーダンス化を図ることで低雑音再生を図っています。
カートリッジの特性とマッチングを採るため、MC入力インピーダンスは10、30、100Ωの3種類が選択できます。
また、利得もカートリッジの出力に合わせてMCで62dB、68dBを、MMで30dB、36dBを選択できます。
これらの切替えは全てC-290の本体パネル面で行う事が可能です。
機種の定格
(C-290接続時) | |||||||||||||||||||||||||
型式 | C-290専用フォノイコライザー・ユニット | ||||||||||||||||||||||||
周波数特性 | AD input(MM/36dB、MC):20Hz~20kHz ±0.2dB AD input(MM/30dB):20Hz~20kHz ±0.3dB |
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全高調波歪率 | 0.005% | ||||||||||||||||||||||||
入力感度/インピーダンス |
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S/N・入力換算雑音 |
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AD最大入力電圧 (1kHz、歪率0.005%) |
MM(30dB):300mV MM(36dB):150mV MC(62dB):7.5mV MC(68dB):3.75mV |
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ゲイン | AD MM(30/36dB) input→Balanced/Unbalanced output:48/54dB AD MM(30/36dB) input→Rec output:30/36dB AD MC(60/66dB) input→Balanced/Unbalanced output:80/86dB AD MC(60/66dB) input→Rec output:62/68dB |